同じ釜の飯

日本には、「同じ釜の飯を食う」という言葉があります。「釜」は、米をたいてご飯にする道具です。一つのご飯を分けて食べる、つまり、食事をいっしょにするという意味です。食事によってと人の間に絆が生まれます。そこから、ともに生活をしたり、仕事をしたりする仲間をたとえる表現になりました。

日本の小学校は給食があります。学校は、安くて体にいい昼食を用意します。子どもは自分たちで給食を教室に運んだり、皿に分けたして、食事をともにします。中学生や高校生はたいていおべんとうを持って行きますが、やはり教室でおしゃべりをしながら、いっしょに食べています。

大学には学生食堂、会社には社員食堂があります。最近は、多くの大学や会社が、健康的なメニューやおしゃれなインテリアを工夫しています。大学生や会社員はおべんとうや外食など、昼食の形式も自由ですが、先輩や同僚との“おいしい”コミュニケーションの中で、仕事のチームワークが育ちます。中には台所と材料を用意する会社もあります。社員は昼休みに、自分たちで好きな料理を作って、にぎやかに食べます。また、毎日、当番の社員がご飯をたいて、みんなで食べるITの会社もあります。その会社の社長は「となりのつくえの人にもメールで連絡をする時代になりました。ですから、昼休みは社員どうし話しながら、いっしょに食べることが以前より大切になりました。」と言っています。まさに「同じ釜の飯を食う」風景です。

(『Reading Road 多様な日本を読む』より)

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